コンビ クルームーヴの使い方完全ガイド｜新生児から安心して使える正しい取り付け方と機能解説

退院日や初めてのお出かけを前に、「正しく使えるか不安」「取り付けが難しそう」と感じていませんか。

本記事では、生後2ヶ月の赤ちゃんを育てる新米パパの実体験をもとに、クルームーヴの使い方を徹底解説します。
ISOFIXでの取り付け方法から、回転機能の活用法、新生児の乗せ方、お手入れ方法まで、実際に使ってわかったコツを写真付きでわかりやすくお伝えします。

この記事でわかること

• クルームーヴの基本的な使い方と各部の名称
• ISOFIX・シートベルト固定の正しい取り付け手順
• 360°回転機能を最大限に活かす乗せ降ろしのコツ
• 新生児から成長に合わせた調整方法
• シートカバーの洗い方と日常のお手入れ

読み終えるころには、自信を持ってクルームーヴを使いこなせるようになるはずです。

コンビ クルームーヴとは？選ばれる3つの理由

たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024受賞の人気チャイルドシート

コンビのクルームーヴシリーズは、360°回転式チャイルドシートとして多くのパパ・ママに支持されています。
「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024」チャイルドシート部門で第1位を獲得した実績が、その使いやすさを物語っています。

クルームーヴが選ばれる3つの理由

1. 片手で回転できる乗せ降ろしのしやすさ
　赤ちゃんを抱っこしたまま、指1本でシートを回転可能。ドア側に向けて回転させることで、狭い駐車場でも楽々乗せ降ろしができます。

2. 新安全基準R129適合＋エッグショック搭載
　側面衝突試験をクリアした新安全基準R129に適合。さらにコンビ独自の衝撃吸収素材「エッグショック」が、産まれたての赤ちゃんの頭を守ります。

3. 成長に合わせて長く使えるラインナップ

• クルームーヴ コンパクト：新生児～4歳頃（軽自動車・コンパクトカー向け）
• クルームーヴ ロング：新生児～10歳頃（1台で着用義務期間をカバー）

クルームーヴの各部名称と基本機能

使い方を理解する前に、まず各部の名称を確認しましょう。

主要パーツ一覧

パーツ名	機能・役割
ISOFIXコネクター	車両座席の金具に差し込む固定部分
サポートレッグ	床面を支えて安定性を高める脚部
回転レバー	シートを360°回転させるボタン
リクライニング調整レバー	3段階の角度調整が可能
幼児ベルト（5点式ハーネス）	肩・腰・股を固定する安全ベルト
インナークッション	新生児～76cm未満まで使用
肩ベルト調整レバー	成長に合わせて高さを変更
幌（サンシェード）	日差しや視線から赤ちゃんを守る

インジケーターの見方

ISOFIXで取り付けた際、インジケーターの色で確認できます。

• 緑色：正しく装着完了
• 赤色：未装着または不完全（再度確認が必要）

【ISOFIX固定】クルームーヴの正しい取り付け方法

取り付け前の確認事項

チェックリスト

• 車種適合を確認済み（コンビ公式サイトで検索可能）
• 車両座席のISOFIX金具位置を確認
• 車両ヘッドレストは取り外し可能か確認
• フィットマットの必要性を確認（車種による）

ISOFIX取り付け手順（5ステップ）

ステップ1：ベースカバーを取り付ける シート本体から一旦ベースカバーを外し、車両座席に先に設置します。これにより座席への傷防止と滑り止め効果があります。

ステップ2：ISOFIXコネクターを伸ばす ベース部分にあるISOFIXコネクターを引き出します。付属のISOFIXキャップを金具に取り付けると、差し込みやすくなります。

ステップ3：コネクターを車両金具に差し込む 座席の隙間にあるISOFIX金具（バー）に、左右のコネクターを「カチッ」と音がするまで押し込みます。

ステップ4：インジケーターを確認 両側のインジケーターが赤色から緑色に変わったことを確認します。車両シートのひじかけで隠れる場合は、ベースを前方に引っ張って動かないかチェックしてください。

ステップ5：サポートレッグを調整 サポートレッグを伸ばし、車両の床面にしっかりと接地させます。床面とのガタつきがないよう調整してください。

シートベルト固定の方法

ISOFIX非対応車両の場合は、3点式シートベルトで固定します。

1. ベースカバーを車両座席に設置
2. シートベルトをチャイルドシート専用のガイドに通す
3. 肩ベルトは背もたれ上部のガイドへ
4. 腰ベルトは座面下のガイドへ通す
5. ベルトをしっかり引っ張り、たるみをなくす
6. ロック機構を閉じて固定完了

360°回転機能の活用法｜乗せ降ろしがラクになるコツ

回転レバーの位置と操作方法

クルームーヴ最大の特徴が「片手で回せる360°回転機能」です。

回転レバーの位置

• クルームーヴ ロング：座面前方、視認しやすい位置
• クルームーヴ コンパクト：股下バックル下（インナークッション使用時は隠れやすい）

操作方法

1. 回転レバーを指1本で押す
2. シート部分を手で回転させる
3. ドア側に向けたい角度で手を離す
4. 自動的にロックがかかる

乗せ降ろしの実践手順

新生児の正しい乗せ方｜インナークッションの使い方

新生児期の向きは「後向き」が基本

新生児～首がすわるまでは必ず後向き装着で使用します。これは万が一の事故時、首への負担を最小限にするためです。

後向き装着の期間

• 体重：2.5kg～13kg未満
• 身長：40cm～87cmまで
• または月齢15ヶ月未満

インナークッションの装着方法

新生児～身長76cm未満はインナークッション（エッグクッション）を使用します。

装着手順

1. インナークッションをシート本体にセット
2. 頭部のクッションが赤ちゃんの頭をしっかり支える位置に調整
3. 幼児ベルトを通す穴の位置を確認
4. 赤ちゃんを乗せて肩ベルトを装着

苦しそうに見えるけど大丈夫？

コンビのクルームーヴは背もたれがフルフラットにならない設計です。そのため「新生児が苦しそう」という声もありますが、安全上は全く問題ありません。
インナークッションのふっくら感により頭が少し起き上がって見えますが、これは正常な状態です。コンビ公式でも安全性が確認されています。

どうしても心配な方は以下をチェック

• 呼吸がスムーズか（鼻が塞がっていないか）
• 顔色が良好か
• リクライニング角度を最も寝かせた位置にしているか

成長に合わせた調整方法｜前向き切り替え・ベルト調整

前向きへの切り替えタイミング

前向きに切り替える条件
※体重18kgまでは5点式ハーネス使用（クルームーヴ ロングの場合）

• 身長76cm以上
• 月齢15ヶ月以上
• 両方の条件を満たしてから

肩ベルト高さの調整方法

赤ちゃんの成長に合わせて、肩ベルトの高さを調整します。

調整の目安

• 後向き時：肩の高さかそれ以下
• 前向き時：肩の高さかそれ以上

調整手順

1. ヘッドレスト裏の調整レバーを引く
2. ヘッドレストと連動して肩ベルトが動く
3. 適切な高さで手を離す

リクライニング調整

後向き・前向きともに3段階のリクライニングが可能です。

調整方法

1. リクライニング調整レバーを押す
2. シート背もたれを手で動かす
3. 希望の角度で手を離す

赤ちゃんが寝てしまったときは、少し倒してあげると快適です。

日常のお手入れ方法｜シートカバーの洗い方

洗濯できる部分と洗えない部分

洗濯可能	洗濯不可
シートカバー	ベース本体
インナークッション	ISOFIXコネクター
肩ベルトカバー	ベルト本体（拭き掃除のみ）
幌（サンシェード）	サポートレッグ

シートカバーの取り外し方

コンビ公式の動画マニュアルが非常にわかりやすいのでおすすめです。取扱説明書はコンビ公式サイトからダウンロード可能です。

基本的な外し方

1. 肩ベルトカバーを外す
2. ヘッドサポート部分を取り外す
3. 座面カバーのフックを外す
4. 背もたれカバーを引き抜く

洗濯方法と注意点

洗濯手順

1. 洗濯表示タグを確認（基本は手洗い推奨）
2. 中性洗剤を使用
3. 40℃以下のぬるま湯で優しく押し洗い
4. 脱水は手で軽く絞る程度
5. 陰干しで自然乾燥

ベース本体のお手入れ

カバーを外した本体部分は、水拭きで清潔を保ちます。

1. 食べかすや砂をブラシ・掃除機で除去
2. 濡れた布で拭く
3. 除菌スプレーを使用する場合は、ベルト類に直接かける
4. よく乾燥させる

よくあるトラブルと解決方法

ベルトが短くて赤ちゃんが乗せられない
原因：ベルトが伸びていない

解決方法は以下の通りを実施してみてください。

1. 肩ベルト調整レバーを引きながらベルトを引っ張る
2. 最大限まで伸ばしてから赤ちゃんを乗せる
3. ベルトがスムーズに動かない場合、絡まっていないか確認

回転レバーが見つからない

解決方法は

1. 肩ベルト調整レバーを引きながらベルトを引っ張る
2. 最大限まで伸ばしてから赤ちゃんを乗せる
3. ベルトがスムーズに動かない場合、絡まっていないか確認

ISOFIXが外れない

解決方法

1. 解除ボタンを押しながら前方に体重をかける
2. それでも外れない場合は、車載工具を使用
3. 詳細はコンビ公式FAQを参照

インジケーターが緑にならない

コネクターが完全に入っていません。以下の通りを実施してみてください。

1. 一度コネクターを外す
2. 金具の位置を再確認
3. 「カチッ」と音がするまで押し込む
4. ベースを前後に揺らして固定を確認

クルームーヴシリーズの選び方｜ロングとコンパクトの違い

比較表

項目	クルームーヴ ロング	クルームーヴ コンパクト
対象年齢	新生児～10歳頃	新生児～4歳頃
重量	約14.2kg	約11.9kg
特徴	1台で着用義務期間をカバー	軽自動車・コンパクトカー向け
ジュニアモード	あり（100～135cm）	なし
回転レバー位置	前方（視認しやすい）	股下バックル下
価格帯	約65,000円	約45,000円

どっちを選ぶべき？

まとめ｜クルームーヴで安心・快適なカーライフを

コンビのクルームーヴは、片手で回転できる利便性と、新安全基準R129＋エッグショックの安全性を兼ね備えた優秀なチャイルドシートです。

この記事のポイント

1. 取り付けはISOFIXで簡単確実（インジケーター緑色を確認）
2. 乗せる前にベルトを伸ばす（これで乗せ降ろしがスムーズに）
3. 新生児は後向き＋インナークッション（安全性最優先）
4. 成長に合わせて前向き切り替え・ベルト調整（76cm・15ヶ月が目安）
5. シートカバーは手洗い・陰干し（洗濯機の脱水・乾燥機はNG）

初めてのチャイルドシート選びは不安がつきものですが、正しい使い方を知れば、クルームーヴは強い味方になってくれます。

これから出産を控えているプレママ・プレパパ、チャイルドシートの買い替えを検討中の方、第2子を迎える家庭の皆さん。この記事が、安心して赤ちゃんとのお出かけを楽しむための一助となれば幸いです。

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